2024-09-30

いつもお世話になっております。小林です。

ふと、自分が通っていた高校のホームページを見る機会があり、そこに校内の建造物2件が国登録有形文化財に登録されたとの記載がありました。

一つが昭和4年建造の同窓会館(旧図書館)、もう一つが大正11年建造の運動場スタンドで、令和3年に登録されたそうです。

嬉しいことだな、と思いつつ…、「登録有形文化財」について名前だけはよく聞くものの、そういえば、どういう意味なのかを気にしたことがなかったと思い、調べてみることにしました。

文化庁HPによると、まず大きな括りに「文化財」があって、内容によって「有形文化財」「無形文化財」等々に分かれるそうです。細かく見ると、例えば「有形文化財」なら、国に指定された「重要文化財」(重要なもの)と申請により登録をされた「登録有形文化財」(保存と活用が特に必要なもの)に分かれ、さらに「重要文化財」のうち特に価値の高いものが「国宝」となるそうです。(文化庁HP 文化財の体系図 より)

なお、令和6年9月1日現在の「有形文化財」の件数は次の通り。

・重要文化財13,492件(うち、国宝1,143件)

 (※建造物2,582件+美術工芸品10,910件)

・登録有形文化財14,159件

 (※建造物14,141件+美術工芸品18件)

(文化庁HP 文化財指定等の件数 より)

調べてみましたが、文化財の意味も規模感も全く知らなかったと実感しました。

都道府県別の件数も公表されていますが、美術工芸品が集まる関係で重要文化財は東京都が一番多く、京都や奈良は重要文化財(建造物)が多く、大阪や兵庫は登録有形文化財(建造物)が多いようです。

また、地元の市町村のホームページも見たところ、文化財一覧が公表されていました。重要文化財や登録有形文化財のほか、県指定の文化財や市指定の文化財もあるようです。

地元への理解度が深まったような気がします。

皆さまも是非一度、調べてみてはいかがでしょうか。